【旧グラバー住宅】保存修理工事の今昔
2019年4月9日
旧グラバー住宅の耐震補強を含む保存修理工事が始まり、約3ヵ月が経ちました。現在は、本格工事のための素屋根の設置工事を行っています。
さて、旧グラバー住宅は1966年(昭和41年)に解体修理工事を行いました。今回はそれから約50年ぶりの大規模な修理工事になります。ここで50年前と現在の工事の様子を見比べてみましょう。
■長崎港を背にして「応接室」を望む
<工事前>



■日本庭園に続く階段を背に「温室」を望む
<工事前>



昭和期に行った工事は老朽化に伴う修理工事でしたが、今回の工事は、貴重な文化財を未来に受け継いでいけるよう耐震補強を含む保存修理工事を行っています。現在、工事の様子が見えるよう一部透明エリアを設けていますので、ぜひ特設展望デッキから工事の様子を覗いてみてください。


富三郎「はい。新しい時代になっても引き続き、私たちの建物をたくさんの人に見て頂きたいです!」
なお、グラバーやその家族についての紹介は現在、旧リンガー住宅及び、旧スチイル記念学校で『グラバー特設展』を開催し紹介しております。詳しくはコチラをご覧ください。